2008年11月アーカイブ

伊勢神宮と門前町(+ひつまぶし)

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愛知県に住む友人宅を訪問。今回は伊勢神宮の内宮を案内して貰いました。

「神厳性がある」とか、建物が深いとか、重みを感じるとか、つたない言葉でどうにも表現しづらかったけれど、妻が一言「質素だけど贅沢だね」と。
「質素だけど贅沢」
ムムムッっと納得させられました。
伊勢神宮は、確かに質素だけど贅沢でしたね。

なぜ贅沢だけど、質素だと感じるのか。
「贅沢」と「質素」は相反するように感じるのですが、確かに伊勢神宮は同居していました。
「質素」と言えば、何の装飾もなく、とても簡単に木だけを使った建築。塗装もなく、日光のような彫刻もない。シンプルですっきりとしています。
「贅沢」と言えば、その広大な敷地にゆったりとスペースをとって、リズムよく配置された建物。シークエンスの進行の先に奥行きを感じさせる、塀の向こう側。そして、ポイント・ポイントで使われているしっかりとした材料。たった一つの装飾は、控えめだけど、大きな存在感のある「菊の御紋」。
全てが合理的で熟考された結果の伊勢神宮。無駄がなく、考えこまれているいうのは、それだけで贅沢だと感じます。
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↑平成25年の遷宮用地。たまたま風がふいて、目隠し壁の扉が開いてしまったようで、大工さんが走って来て閉めていました。なんだか、ありがたいような気になりました。


今、計画している西箕輪・H邸は、平屋の木造住宅です。
余裕のある敷地で眺望もすばらしい。
ここに、「質素だけど贅沢な住宅」
敷地の贅沢さに負けないような、ゆったりとした住宅を建てられたらと考えています。
決して、質素=貧しいではなく、質素=ミニマムでシンプルを目指しています。

伊勢神宮の門前町(お土産通り)、この町並みはほぼ全て、下見板張りの外壁で、軒や屋根の収まりも揃えていました。ちょうど、西箕輪・H邸も、外壁を板張り、計画していたので、とても参考になりました。
あんまり集中して見続けていたら、迷子になってしまいましたが...。

↓こういった建物の・・・
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↑こういった部分が、とてもとても気になるのですね。


「質素だけど贅沢」
これから僕が目指す建築のテーマの一つができました。
やはり、旅行は刺激を与えてくれます。




さて翌日。うまれて初めて「ひつまぶし」を頂きました。
貧弱なコメントですが、「おいしい」ですね。一般的なうなぎは、ドロっとしたタレをつけた、モッタリとした外側に、中がふっくらというイメージですが、こちらは外がカリっと香ばしく、タレもサラっとしていて、中がふっくらとしていました。
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今まで食べたことがあるウナギとは、また違う料理です。ご飯を4つに分けて、3種類の食べ方をしますが、楽しいですね。そして最後の4度目は、自分の好きな食べ方で。僕は、お茶漬けで頂きました。ぜひまた名古屋に行ったときは食べたいですね。
K君、Yちゃん、ありがとう!








伊那・ツシ電器 建物完成

スギタデザインの開業前から進めていた、伊那・ツシ電器店の建物(外枠)が完成しました。
今回のプロジェクト、新築物件なのですが、その中に入る電気店のデザインをやらせて頂いています。

せっかくの新築なので、内装デザインの面から、建物の大家さんとその工務店さんには、いろいろと注文を聞いて頂きました。
外壁や、サッシ、シャッターの色、窓やトイレの位置。ほぼ全ての「こと」でこちらの要望を聞いて頂きました。工務店さんの方でも、何かと手数が増えたことと思いますが、ありがとうございました。

そして、一番はお施主様のTさまに感謝です。
本来、総2階建てのお店の予定でしたが、大胆に2階の床を半分にして、1階の店舗と2階の事務スペースをつなげた吹き抜けとしました。
通常、床面積 × ※万円で出される賃貸料から考えれば、なかなか了承頂けるプランではないと考えましたが。
Tさまの、お店のコンセプトと使い方、イメージを伺った結果、自信を持ってご提案し、Tさまにもプランの良さを信じて頂けました。

DSCN5513.JPG←2階の事務スペースから店舗スペースを見る。カメラのレンズ角度が小さく、とりきれませんでしたが、開放感があり、明るい室内となりました。

実施設計は一旦は終了しています。
本日再度現場で実測し、細かな寸法と納まり修正して、僕の仕事は終了となります。
これから、年末のオープンに向かって急ピッチで工事が進みます。
もう少しの完成。楽しみです。



西箕輪・H邸 着手

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昨日、西箕輪・H邸の設計契約を結びました。
スギタデザイン設立後、初の新築物件です。
お施主様は信州大学からの友人で、今でもよくよく集まる仲間の一人です。
半年以上前から、お施主様とは新築の計画をお酒のつまみに話合いを進めていましたが、このたび、建築予定地が決まり、スタートすることとなりました。
上の画像は、その予定地からの眺め。素晴らしいです。お施主様がもっともこだわった「眺望」です。
遠く、谷の向こう側に仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳が望めます。
この眺望を生かした、住宅。僕も楽しみです。

大体の計画概要は決まっていて、ここに、木造平屋建ての住宅を計画しています。
これから、少しずつこのブログで進捗状況をご報告する予定です。お楽しみに。


↓パノラマ全景。360°素晴らしい景色です。(クリックすると大きく表示されます)
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